ガーミンでワークアウトを作成し実行する(実行編)
前からお伝えすると言って滞っていた、ForeAthlete 945のワークアウト設定をした場合のデバイス画面の見え方とガーミンコネクトモバイルのレポートの見え方について説明します。
(注)こちらは中編です。
ワークアウトメニューを作成してガーミン ForeAthlete に転送する方法については、前編の「ガーミンでワークアウトを作成し実行する(準備編)をご参照ください。
ワークアウト実行編
トレーニングでワークアウトを使用する
※ 実際に走りながらデバイスを撮影するのは結構大変なので、走っていないと撮影できない画面のみ実際のランニング中に撮影し、それ以外の画面は静止中に撮影しております。ご了承ください。
実際の実行手順は以下の手順となります。
いつもどおりランニングを開始する時にForeAthlete 945でRunアクティビティを選択します。
Runアクティビティを選択すると、いつものRunアクティビティの画面上部にオプション設定ができるメニューが表示されます。
Upキーを押して「ワークアウト」が中央に表示されているところでSELECTボタンを押します。
すると転送済みのワークアウトの名前がリスト表示されます。その中から実行するワークアウトを選んでSELECTボタンを押して選択します。
※ もう使わないワークアウトがデバイスに残っている場合は適宜消したほうが誤ったワークアウトを選択するミスを防止するためにもよいでしょう。
「ワークアウトを開始」と表示が出たらSELECTボタンを押します。すぐSELECTボタンを押して構いません。なぜならまだこの段階では実際にはスタートしないからです。ちなみにここでSELECTボタンを押す前にDOWNボタンを押すと、下の「確認」の画面に入りますが、ワークアウトメニューの内容を再確認したい場合はこちらから確認が可能です。
前の画面でSELECTボタンを押すと「タイマーをスタートしてワークアウトを開始します」と表示されます。繰り返しになりますが、この時点ではまだタイマーは開始されていません。
このあと2種類の操作方法があります。2種類あることはマニュアルには書いていません。
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「タイマーをスタートしてワークアウトを開始します」と表示されたあとDOWNボタンを押してからSTART ボタンを押すと以下のように最初のステップを説明する画面が表示されます。
これが出てからSTARTボタンを押すと、ワークアウト中にワークアウトステップが変わるごとに次のワークアウト内容が時計の画面に数秒表示されます。例えば、ウォームアップからMペースに移る時に数秒間Mペースのターゲットペースが表示されます。 -
一方、「タイマーをスタートしてワークアウトを開始します」と画面に表示されているときに、DOWNボタンを押さずにすぐにSTARTボタンを押しても計測は開始されます。しかしこの場合にはワークアウトステップが移るときに次のワークアウト内容は表示されません。
つまり単純なワークアウトの時は表示なしで、複雑なワークアウトは覚えてられないので表示ありで…と使い分けることができます。こんなきめ細かな機能をインプリしているとは…ガーミンさん、脱帽します。ガーミンのソフトを設計している人はきっと相当なランニング経験者ですね。
ワークアウト中にガーミンデバイスにどのような画面が表示されるのかはネット上であまり紹介されていないですよね。それはそうです、走りながら写真は撮りにくいのでしょう。
以下の画面は、ワークアウト開始後の最初の画面です。
2の方法で開始すると追加されるのは上の画面だけです。上半分に、設定した運動量目標(この場合はペース)に対して今どれくらいの運動量(ペース)となっているかがメーター表示で示されます。グリーンの範囲が自分で設定した目標範囲で真ん中は自分が設定した目標範囲の中央値です。この写真を撮影した時は最初のウォームアップは5:55〜6:30で設定ていますので6:12が中央値になっています。このメーター表示は恐らく数十秒から数分の移動平均値が表示されているのではと思います。別の画面で見られる通常のペース値と若干のズレがあるからです。リアルタイムなペース測定値は様々なGPS信号受信状況で常に上下しますからそれに合わせてペースを自分で上げ下げしようとすると必ずしも一定ペースで走れないと思うので移動平均を見るのが理にかなっていると思います。メーターが中央値より上がってきたら少し下げて、中央値より下がってきたら少し上げてという使い方が良いと思います。(写真は範囲上限を超えてるのでダメな例ですね 汗;)
左下には今実行しているワークアウトのステップの残りの距離、右下にはそのステップの経過時間が表示されています。ウォームアップは3kmで設定していますのでこの写真は970m走ったところ、5分30秒経過後に撮影したものだということです。
実はこの下半分に表示されるデータ項目を変更したいと思っているのですがその方法はまだ見つかっていません。見つかったら本記事もアップデートします。
1の方法で開始した場合は最初の画面の次は、現在実行中のメニュー項目の内容、その次の画面には次のメニュー項目の内容が表示されます。
画面上部の3.00 は現在のステップの走距離を示しているのかと思われますが実際のところまだ本当にそうなのか確かめていないです。真ん中の欄の「3E」や「2T」は設定したステップメモの内容が表示されています。老眼がだいぶ進んできているのでこの大きさの文字は明るくても見づらく、正直この部分の文字の大きさは変えられるようにして欲しいです→ガーミンさん。
ワークアウトのために追加された画面以後はガーミンデバイス上のRunアクティビティの設定通りの画面です。
ランニングダイナミクスポッドを同時に使用しているとその測定値を表示する画面が更に2枚追加で表示されます。追加される位置はデフォルトでは上の5枚の画面の4枚めと5枚目の間です。
ランニングダイナミクスの改善をメインにしたトレーニングであればこの2つの画面を常に見ながら走ると良いのかもしれません。
左側の画面は、左右の脚に掛かる力のバランスが上半分に、左下は平均接地時間、右下は平均ピッチが表示されています。右側の画面の上半分は上下動比、左下が上下動の絶対値、右下は平均歩幅です。これらの写真はEasyペースで走っているときに撮影しました。
ワークアウト実行編は以上です。
次は最後のワークアウトレビュー編となります。