走るダンシャクのブログ

趣味でランニングを始めたオヤジが初めてのフルマラソンでサブ4を目指し達成した挑戦日記です。これまでは漫然と頑張ってトレーニングを行っていたのを、きちんと計画を立ててトレーニングをするようにしました。同じように初心者のランナーの方でフルマラソンでサブ4を目標としている人の参考になれば幸いです。

ガーミンでワークアウトを作成し実行する(レビュー編)

前からお伝えすると言って滞っていた、ForeAthlete 945のワークアウト設定をした場合のデバイス画面の見え方とGarmin Connect Mobileのレポートの見え方について説明します。
 
ワークアウトメニューを作成してガーミン ForeAthlete に転送する方法、実際のトレーニングを実行する方法については、前編の「ガーミンでワークアウトを作成し実行する(準備編)」、中編の「ガーミンでワークアウトを作成し実行する(実行編)」をご参照ください。
 
ワークアウトレビュー編
 
レーニング後にワークアウト結果をレビューをする

 ワークアウトの結果をレビューするのは特段ステップや技が必要なわけではなく、単にGarmin Connect MobileやGarmin Connectで実行したRUNアクティビティを見るだけなのです。ただ、どのように見えるのかを紹介している記事があまり見当たらなかったので皆さんのご参考になればと思い掲載いたします。

ForeAthleteのモデルによって表示できる項目に差があるのか分かりませんが、少なくともVivoactive J HRでアクティビティを実行した後に表示できる項目とはかなりの差があり、初めてForeAthleteを使ったアクティビティを終了した後にGarmin Connect Mobileの画面を見たときには少なからず驚きました。どんな結果が見られるのかを知ってForeAthleteが欲しくなる人もいるのではと思います。

アクティビティの結果を開くといつもどおりの画面が開きます。

※ iPhoneiOS 13.2にアップデートしたら地図がダークモードのような色になってしまいました。これも変更方法を探していますが、ガーミンのサポートからは変更できないと回答がある模様です。iOS13はこれに限らずいろいろ変えられて不都合が多く困りますね。

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RUNアクティビティのメイン画面

次にラン結果のサマリー画面です。

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RUN結果サマリー画面

これはランニングダイナミクスポッドを装着してる状態で走った結果を示しておりますので、ランニングダイナミクスという欄に、

  • 平均ピッチ
  • 最高ピッチ
  • 平均ストライド
  • 平均上下動比
  • 平均上下動
  • 平均接地時間バランス
  • 平均接地時間

が表示されています。

次にグラフ表示を見てみましょう。

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グラフ表示 その1

まず一番最初のグラフを見ていただくと違いがわかると思うのですが、ワークアウト設定をしてそれを実行して走った場合、ワークアウトで設定した目標ペース範囲の中央値がグラフ上に白線で示されています。範囲の上下限も点線か何かで表示してくれたらもっと良かったのにと思いますが望みすぎでしょうか → ガーミンさん?

ただ単にペースのグラフにこの目標値が示されていてもあまり面白くないのですが、このグラフと別のグラフをレイヤーで重ねて表示することができるので、ワークアウトのステップを変更したタイミングで何がどう変わるのかがとてもわかり易くなります。下は心拍数のグラフと重ね合わせた例です。

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ペースと心拍数のグラフをレイヤーで重ねたところ

これを見ると、心拍数の変化はペースの上昇に機敏には追随しないということが分かります。ワームアップからMペースに移行する瞬間はかなり一気にオーバーシュート気味にペースが上がっていますが心拍数の方はあまり反応していません。一方でペースが落ちる時はそれなりに追随して心拍数も落ちていますね。Mペース移行後、オーバーペースを修正するためにペースを少し落としたらそれに合わせて心拍はだいぶ下がっていますしMペースの最後の方でペースがダラダラと落ちているところも心拍は下がっています。

心拍数は相関が見えにくいですが、この後ご紹介するいろいろなグラフと重ね合わせると相関が見えて参考になることも多いです。

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グラフ表示 その2

これらはラベルに表示されている通り、左がピッチ、歩幅の推移、右は上下動比と上下動の絶対値の推移です。これを見ると上下動の絶対値は速度が変わってもそれほど変化していないのに、速度が速くなると歩幅が増えるため、上下動比は高速のほうが下がることが分かります。

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グラフ表示 その3

そして接地時間バランス、接地時間、高度の推移、気温の推移、最後に心拍ゾーンの時間が表示されます。

接地時間のバランスを見ると、左に偏ったり右に偏ったりするのは短時間に行ったり来たりするのではなく、結構長時間左でそのあとしばらくは右、のような推移をしています。高度のグラフと合わせてみると上りの区間が右寄りに、それ以外が左寄りになっているように見えます。

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接地時間のバランスと高度グラフ

ここまで示したグラフはいずれもランニングダイナミクスポッドを装着して走ったときのものですがハートレートセンサーを装着しても同じデータが取れます。ハートレートセンサーを使用したときのほうが上下動が大きく測定される気がしているのですが、ほぼ同条件下での測定値をつぶさに比較するとまだ有意な差は認められていません。

なおハートレートセンサーを使用して走った場合には以下の呼吸数のグラフが追加で表示されます。

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ハートレートセンサーを使って走ると呼吸数のグラフが追加される

 ハートレートセンサーでどうやって呼吸数がわかるのでしょうか。加速度センサーで肺の膨らみを検出しているのでしょうかね?こちらも高度が下がっているときには呼吸数も下がり高度が上がっている時は上がっています。当然ですね。

Garmin Connect Mobile で見るのと、PC Web版のGarmin Connectで見るのと、できることはほとんど同じです。唯一の違いは、Garmin Connect Mobileではグラフの横軸が上の写真の通り経過時間となっており変えられない(変えられるのかもしれませんが今のところやり方がわかりません)のに対して、PC Web版のGarmin Connectでは横軸を距離に変更することができます。私はどちらかというと距離で見るほうが参考にしやすいのでGarmin Connect Mobileも横軸を距離に変更できるようにして欲しいです。

 

ワークアウトレビュー編は以上です。

皆様、3回に分けてワークアウトの使い方をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか? 少しでも皆様のトレーニング生活の参考となれば幸いです。