走るダンシャクのブログ

趣味でランニングを始めたオヤジが初めてのフルマラソンでサブ4を目指し達成した挑戦日記です。これまでは漫然と頑張ってトレーニングを行っていたのを、きちんと計画を立ててトレーニングをするようにしました。同じように初心者のランナーの方でフルマラソンでサブ4を目標としている人の参考になれば幸いです。

乳酸閾値測定に失敗・・・心折れる

台風19号は大変でしたね。やはり自然の力は凄まじいと感じさせられました。これだけ文明が発展しているのにも関わらず、治水はどうしても完璧にはできないということなのでしょうか。浸水したり家屋に被害のあった皆様には心よりお見舞い申し上げます。
私の家も多摩川に近く、とても不安でした。国土交通省の河川水位情報を15分おきくらいに確認していましたが、ある時点でアクセス集中によりアクセス不可能になり、しばらくしてから川の断面図などは表示制限して水位の数値だけが表示されるようになりました。自分の地域の避難場所はどこなのか調べようと大田区役所のホームページにアクセスしましたが、こちらはもう全くアクセス不能で、台風が通り過ぎるまでアクセスできませんでした。こうなる前にちゃんと調べておかないと駄目ですね、反省します。
二子玉川とその対岸の二子新地のあたりは住宅街に浸水したようでお気の毒です。確かに二子玉川多摩堤通りと国道246号の交差点の周辺が複雑な地形と道路になっていて、きれいに土手で高さの確保ができていないですよね。自転車のGIANTのショップや川沿いのカフェなどがありますが大丈夫だったでしょうか。
 
測定失敗その1: Marathonペースランニング
台風の影響で風がかなり強かったですが、せっかくハートレートセンサーも購入したので昨日夕方にMarathonペースランニングを行いました。メニューはこれまで通り、3kmをEペース、10kmをMペース、そして2kmをEペースです。ForeAthlete 945には乳酸閾値を測定する専用のトレーニングメニューも内蔵されているのですが、自動測定モードにしておくと乳酸閾値測定の条件に合致すれば勝手に測定されて表示されるとどこかで読んだので、自動測定の設定を行い、きっと測定されるだろうと軽い気持ちでMarathonペースランニングにでかけました。今から冷静に考えると測定できるわけなかったです。
HRM4-RUNを胸部に装着。赤い部分がみぞおちにくるようにということなのですが、想像していたよりもだいぶ下の方でした。自分のイメージでは心臓の鼓動を測るならもう少し上のイメージでしたが・・・。そして取扱説明書には、HRM4-RUNを装着するときは木綿のシャツを着るようにとあります。化学繊維のシャツだと、センサーとの摩擦で発生する静電気により測定値に異常が発生する可能性があるのだそうです。いまどき木綿のシャツ着て走るなんて・・・と思いながらTシャツをいろいろと漁りました。これはと思うのがあまりなく、昔ハワイでかったCrazy Shirtsにしましたが、白地の木綿のシャツだとなんだか素人っぽい(笑)。
ちなみにHRM4-RUNのパッケージには、カッコいい外国人のお兄さんが走っている写真が写っていますが、このお兄さんが着ているウェアはどうみても化学繊維のウェアですね(笑)。

f:id:running-danshaku:20191014211418j:plain

HRM4-RUNのパッケージ
コンプレッションタイプのウェアのようなのでハートレートセンサーを装着していれば飛び出して見えそうですが、なにもそれらしき出っ張りはないので、ハートレートセンサーは装着していないと思われます。
そんなことを考えながらも早く走りたいので見た目は気にせず外に飛び出しました。
多摩川の土手に出ると、土手中段にある野球場やサッカー場は無残にも泥まみれになっていて、芝の部分と土の部分の見分けがつかない状況でした。土手の最上部のサイクリングコースを走りながら下を見ると、空のペットボトルや流木が最上部すぐ下の高さに列をなして堆積していて、そこまで水が押し寄せてきたのがわかります。結構ギリギリのところでしたね。台風19号は上陸してから少し速度が上がりましたが、上陸前のスピードが維持されていたら降雨量も増加して危なかったかもしれません。土手のサイクリングロード上は、多摩川の様子を見に来た沢山の人たちが写真を撮ったりしていてお花見の季節並みに走りにくかったです。
最初のEペースのときはちょうど日没直前の時間帯で夕陽を見ながら写真を撮る人が多かったですが、それを過ぎてMペースに移った頃には日も沈み、だいぶ暗くなってきたので人も減って走りにくさは解消されてきました。
Eペースをキロ6分強、Mペースはキロ5分11秒、最後のEペースはキロ5分48秒くらいでした。
 
昨日の振り返り
走り終わって、乳酸閾値が測定できていないので愕然としましたが、よく考えると10キロ走れるMペースで走っているわけなので乳酸閾値に達していないのは当然ですよね。乳酸閾値は20分くらい継続して走れるペースだそうですのでせいぜい4〜5キロしか走れないペースですね。
しかしVO2MAXの値が53にアップグレードされていました。Mペース区間を今日は目標のキロ5:20よりも10秒ほどハイペースで走ったからかもしれません。レースの予測タイムも向上しましたが、こちらは記録するのを忘れてしまいました。
ランニングダイナミクスですが、上下動が今日はいつもより高い値でした。ランニングダイナミクスポッドとハートレートセンサーとの違いによるものでしょうか?左右の接地バランスもだいぶ偏りが大きくなっていました。
 
昨日の走行距離    15.02km @ 5:31min/km
 ウォームアップ    3km @ 6:01 min/km
 ペース走             10km @ 5:11/km
 クールダウン       2.02km @ 5:48 /km
上下動比: 7.6%
接地時間バランス: 48.3%左/51.7%右
 
測定失敗その2: 乳酸閾値測定メニュー
Mペース走では乳酸閾値は測れない。こんな当たり前のことが事前にわからないとは情けない・・・といたく反省。そもそもこれまでの閾値走で閾値区間に走っている、キロ5分というペースですら乳酸閾値に達していないのではという疑問からこのハートレートセンサーを購入したというのに、それより遅いペースで測れるわけ無いですよね。そう考えるとこれまでの想定による閾値走でも自動的には測定できない可能性もあると気づきました。そこで次回はやはりForeAthlete 945に内蔵されている乳酸閾値測定メニューをやるのが、初フルマラソンでサブ4を目指す私のとるべき道と気づいたのです。昨晩そんなことを考えながら次は一体いつ測定すべきかと、自分の予定と天気予報を交互に見ていたら、測定できるのは今朝しか無いという結論に至りました。昨夕Mペース走をした翌朝ではちょっと休憩時間が短すぎる気もしましたが、天気も悪いし朝の予定も都合が悪い日が多いですし、平日の夕方だと皇居周回になってしまい坂のアップダウンがあり過ぎるので正確な測定ができなさそう・・・ということで今朝決行することにしました。
昨晩のうちにガーミンが作っている乳酸閾値測定機能の使用方法ビデオを何度か見てこれでバッチリだろうと思い、今朝を迎えたのですが・・・。
朝目覚めてボーッとしていたらポツポツという雨の音が耳に入ってきました。「ガーン、雨なの??」昨晩天気予報を見たら夕方までは曇りの筈だったのに。一気に気持ちが萎える中、もう一度天気予報と雨雲レーダーを確認すると、雨はどうやら降ったりやんだりのようです。今朝もこれしきの天候でメゲては駄目と気持ちを切り替えHRM4-RUNを装着して走り始めました。
そしてビデオで見たとおりの方法でForeAthlete 945のトレーニングメニューから乳酸閾値テストを開始しようとしたのですが・・・
なんだかどうやってスタートしてよいのかわからない。
画面を進めていくと、「スローペースで10-15分間ウォームアップを行ってください」→「維持目標は3-4分毎に高くなります」→「LAP押すまでウォームアップ」と表示されて、その後どうしたら良いのかが分からないんです。ビデオでもこの画面の後は「画面に従いランニングを開始します」→「常に画面上の指示に従って走行してください」と出るだけで、この「LAP押すまでウォームアップ」の後に何をすればよいのかが分からないのです。後から分かりましたが、やらなければならないのは、「START」ボタンを押すことです。ウォームアップペースで走っていれば次のペースに自動的に遷移するのかと勘違いしてしばらく走ってしまいましたが、一向に何も変わる様子がないので試しにスタートボタンを押したところ、画面が変わりウォームアップの画面になりました。なんだ、スタートボタンを押さなきゃあナランのか。そうなら一言「スタートボタンを押してウォームアップを開始してください」とビデオに表示してくれれば良いのに・・・。
と思いながらウォームアップのEペースで走り続けました。さて、ようやくテストが開始されたと安心していたのですが、ここからがまた問題でした。しばらく走っていたらペースアップの指示が出るのか出ないのか・・・10-15分間ウォームアップということは2〜3km走ればペースアップのハズと思いながら走り続けました。ラップ1、ラップ2と続き、まだペースアップの指示がありません。大丈夫かなと不安になりつつもペースアップの指示を待ち走り続けました。今の多摩川の土手は、台風の影響で流れ込んだ土砂のため土手中段の道路が走れず、一番高いところのサイクリングロードを走らないとならないのですが、この道路だと信号のある橋のところで折り返さないと走り続けられません。ハイペースの区間で折返しするのは嫌なのでできればハイペースになる前に折り返したいところです。そして遂にラップ3のアナウンスが。キロ6分以上で走っているのに3キロ走ったということは20分近く走っている勘定でとっくにウォームアップの時間は過ぎているはずです。そこで初めてビデオや画面上の「LAP押すまでウォームアップ」の意味に気づきました。スタートしても更にLAPボタンを押すまでは強度の高いモードに入らないのだということですね。
これもビデオで解説しておいてほしかったです。
ところが困ったことに、普段は自動ラップですべてのアクティビティーを計測しているのでどれがラップボタンだか覚えてません。BACKボタンを押すと元に戻りそうで駄目な気がしたので先ずスタートボタンを押したらストップしてしまい、慌てて再度スタートボタンを押して再開しました。今度はライトボタンを押してみましたが当然ライトしかつきません。すべてのボタンを押して最終的にバックボタンを押したら新しく次のラップが始まりました。つまりBACKボタンがLAPボタンでした。一番最後に押したのがLAPボタンだったとは・・・。
実際に強度の上がったモードに入り、4分間心拍数150で走るモードになりました。画面上は一定の心拍数150を維持するように促すようなメーター表示が出てきてその中央に矢印が合うように自分の走行ペースを調整します。ペースを上げ下げしても心拍数が追随するのには時間がかかるので中央に合わせるのは結構難しいです。この時点ですでにペースはキロ4:50くらいでした。最初から速すぎるでしょ!そして4分経過したらターゲット心拍数が一気に165になりました。そこまで短時間で上げるのはとても苦労します。キロ4:30くらいでようやく心拍数が165になりました。そしてさらに4分経過すると今度はターゲット心拍数がなんと175に。これを4分維持しろと。頑張っているのですがメーターの下限を下回ったり少し上昇したりを繰り返してまったく175に到達しません。結局、3:09経過したところで心折れて中止してしまいました。全部で5段階あるはずなのに、3段階目でこの辛さでは到底最後まで完了できないと思い挫折してしまいました。しばらく歩いて呼吸を整えているうちに自分の不甲斐なさに情けなくなってきました。気を取り直して、最後クールダウンのために3km走ることにしてEペースで走り始め、今日のランは終了しましたがなんとも気分の悪いものです。
 
今日の振り返り
振り返って考えると、今日の乳酸閾値測定の失敗の原因は3つあります。
1つ目: ForeAthlete 945の乳酸閾値測定の操作方法にまごついたことが失敗の原因の一つでした。実際にペースを上げて測定開始できたのはスタートボタンを押してから3キロ過ぎた地点でしたので、おそらくその前のスタートボタンを押すまでの距離も加算すると4キロくらいウォームアップに使っていたと思います。時間にして合計25分くらいでしょうか。実際に体が疲れてしまっていたかは分かりませんが、気分的には疲れてしまいました。皆さんが同じ轍を踏まなくてすむように、この投稿の最後に操作方法をまとめて書いておきます。
2つ目: 5段階の測定ランの3段階目でこれだけ辛い心拍数を維持するようにメニューが組まれた原因はおそらく、ForeAthlete 945に設定した最大心拍数のせいだと思われます。今朝の時点では最大心拍数は200に設定されていました。前日に最大心拍数を195に設定しておいたつもりだったのですが、Runアクティビティの個別設定で最大心拍数が200になっていましたのでおそらくこれが元になってメニューが組まれたものと思います。
3つ目: 辛いと思って途中で中断してしまったことです。後から考えると、辛くてもペースを落として最後まで完了すべきだったのです。辛いということはおそらく乳酸閾値を超えていたわけなのでペースを落として楽になると、その間に再度乳酸をエネルギーに使うモードに体が入ってそれをForeAthlete 945が検出してくれるのだと思います。つまりどんなに辛くても、ペースを落としても最後まで完了することにより乳酸閾値が計算されるのに途中で中断してしまったから計算もやめてしまったということなのだと思います。
来週末に再度乳酸閾値の測定にチャレンジします。
 
本日の走行距離    8.88km @ 5:53 min/km
 LT測定テスト   5.49km @ 5:34 min/km
 クールダウン   3.39km @ 6:24 /km
 
乳酸閾値測定テストをForeAthlete 945で実施する際の手順
  1. 走る前に、HRM4-RUNとForeAthleteがペアリングできていることを確認しましょう: UPボタンを長押しし、DOWNボタンを数回押して設定メニューに入り、「センサー」を選択、さらにDOWNボタンを数回押して、「HR-XXXXX」と表示されているところで「接続中」と表示されていることを確認する(XXXXXは数字)。
  2. RUNアクティビティを選択する: STARTボタンを押し、ランを選択する。GPSを受信して画面が緑色になるのを待つ。
  3. UPボタンを長押しし「トレーニングメニュー」を選択する。
  4. DOWNボタンを数回押し、「乳酸閾値テスト」を選択する。
  5. 測定方法の説明画面が出てくるので、「LAP押すまでウォームアップ」と表示される画面までDOWNボタンを数回押す。
  6. スタートボタンを押し、ウォームアップのEasyペースランを始める。画面上中央に経過時間が表示される。
  7. 10分程度Eペースで走ったらLAPボタン(BACKボタン)を押す。4分間の測定開始となり、画面には1段階目の目標心拍数を中央値としたメーターが表示される。
  8. この後はビデオの言う通り、ForeAthleteが指示する通りに走れば乳酸閾値測定は完了できるものと思います。ただし、自分はまだ完了していないので完了前後の動きについては未確認です。