走るダンシャクのブログ

趣味でランニングを始めたオヤジが初めてのフルマラソンでサブ4を目指し達成した挑戦日記です。これまでは漫然と頑張ってトレーニングを行っていたのを、きちんと計画を立ててトレーニングをするようにしました。同じように初心者のランナーの方でフルマラソンでサブ4を目標としている人の参考になれば幸いです。

光学式心拍計の測定精度について

最近、ForeAthlete 945に内蔵されている光学式心拍計の測定精度に少なからず疑問を抱きはじめました。もし胸部心拍計との精度がほぼ同じだとしたら、胸部心拍計を使うメリットはそれを使って普通にトレーニングをしていれば、トレーニング強度によっては乳酸閾値が自動的に測定されることですが、乳酸閾値が自動的に測定されるほど高強度のトレーニングは普段はしないからと思い、この数週間ほど胸部心拍計の使用を中止して光学式心拍計とランニングダイナミクスポッドの組み合わせでトレーニングを行なっていました。ところがトレーニング終了後に結果を確認すると最大心拍数が結構高く出ていることが多くなっている事に気づきました。3月の東京マラソンに向けて徐々にトレーニング強度も上がっているのでそのせいで心拍数も上がっているのかと最初は思いましたが、それにしても170以上になることも多く、ちょっと高過ぎると感じていたのです。
測定値が高すぎると何が困るかと言うと、ガーミンデバイスが表示するリカバリータイムがとても長くなり次のトレーニングをするタイミングに影響してしまうことと、トレーニングステータスの表示が「アンプロダクティブ」(後退している)や「オーバーリーチ」(やりすぎ)が頻出してしまうことです。表示を無視してトレーニングすれば良いかもしれませんがそれではせっかくのデバイスの機能が無駄になってしまいます。
走っていないときに何度か自分の脈拍を指でとった実測値と比較してみましたが、平常時の計測値は毎回正常でした。従って心拍数が高いときに測定誤差が出るのか、あるいは動きが激しい為にセンサー部が手首に密着していないのかどちらかと思われます。
試しに過去のトレーニング記録を振り返って、それぞれの心拍計を使ったトレーニングの最大心拍数を比較してみました。ジョギングのみのトレーニングは除外し、閾値走、マラソンペース走、インターバルなど運動強度の高いものだけの最高心拍数の平均値を求めてみたところ以下のような結果になりました。
・ 内蔵光学式心拍計 13件 平均 178.92
・ 胸部心拍計 10件 平均 168.2
ちなみにそれぞれの心拍計を使用していて測定された過去の最大心拍数は以下の通り。
・ 内蔵光学式心拍計 11月24日 197  (小江戸レース時)
・ 胸部心拍計 10月26日   175  (乳酸閾値測定時)
 
こうしてみると明らかに光学式心拍計の方が高い数値が出ています。小江戸はレースだったのでもちろん高くはなると思いますが、197にも上がったら数分ももたないと思います。私は学生時代かなりハードなスポーツをしていましたが、それでも試合の時でも200を超える事は滅多になかったです。今の年齢と日頃の運動レベルを考えると197に上がったとはとても思えません。
VO2MAXの計算方法がわからないので確定的なことは言えませんが、最近VO2MAXの値がずっと右下がりに落ちてきていたのも光学式心拍計の使用により心拍数が高く測定されていたからではないかという気がしています。つまり同じ運動強度でも最大心拍数に近い測定値が出ているということはそれ以上の伸び代が限られていると診断されると思うからです。
胸部心拍計を接続できる別の腕時計デバイスは持ち合わせていないですが、心拍計を接続できるスマホアプリがいろいろとあるようなので、機会を見てそれらを使ってForeAthlete 945の光学式心拍計と同時に測定して比較してみたいと思います。