走るダンシャクのブログ

趣味でランニングを始めたオヤジが初めてのフルマラソンでサブ4を目指し達成した挑戦日記です。これまでは漫然と頑張ってトレーニングを行っていたのを、きちんと計画を立ててトレーニングをするようにしました。同じように初心者のランナーの方でフルマラソンでサブ4を目標としている人の参考になれば幸いです。

セドナでハーフマラソンを走ってきました

仕事でラスベガスに行く機会があり、たまたまその週末が丁度セドナで行われるハーフマラソン大会であったため、数日延泊してセドナハーフマラソンに出走しました。
セドナといえば米国内でもグランドキャニオンと並び壮大な景色で有名ですし、パワースポットとしても有名な場所です。最初はそのような大会があるとは知らなかったのですが会社の同僚に誘われて行きました。延泊とラスベガスからセドナまでの移動の自腹は若干負担ではありましたが、このような場所で走れる機会はなかなか無いと思い恵まれています。
セドナはラスベガスから車で約4時間半の距離です。皆でレンタカーをして途中運転を交代しながら移動しました。私はずっと後部座席で寝ていましたが・・・笑
ハーフ前々日の夜、何故か食当たりのような症状で胃腸が絶不調となり、前日朝数名でラスベガス市内を軽くジョギングする予定にしていたのですが、私は調子悪く不参加、本番の出走も本当にできるのか若干の心配がありました。移動中の車の中でずっと休ませてもらって、食事も軽めに抑えて過ごしたため当日朝にはだいぶ調子も回復したため予定どおり出走しました。
前日の夕方にゼッケンの引き取りに行きましたが、夕陽に映えるセドナの岩々がとても美しくそれだけでも来た甲斐があったと感じました。

f:id:running-danshaku:20200204002927p:plain

ホテルはハーフマラソンのスタート地点から徒歩10分くらいのところを予約しました。大会の前は当然近隣のホテルは満室になるのだろうと思ってかなり早めに予約しましたが、行ってみたところ周囲のホテルは「Vacancy」(空室)の表示が結構出ていて思ったほど混んでいないということがわかります。有名な観光地ですので春から秋にかけての観光シーズンはそれこそ観光客が多数訪れるでしょうから、このオフシーズンではハーフマラソン大会で集まる人くらいは余裕で収容できるのでしょう。朝は8時のスタートなので早めに就寝しました。
当日の朝、ちょうど外がうっすらと明るくなり始めた頃にホテルの朝食を食べいよいよスタート地点に向かいます。気温は最低気温が6℃、ゴールするであろう時刻には10℃となる予報だったので、普段東京でトレーニングの時に来ているウェアで問題無いと思いいつも通りのウェアで行きました。ただし、かなりアップダウンのきついコースなので脚への負担が大きいうえ脚が攣ることも予想されたので、円皮鍼を貼り、ゲイターも履きました。スタートまでに1時間以上あるので防寒のためユニクロのウルトラライトダウンジャケットを着て行きましたが、ゼッケン交換の際に貰った大型のビニール袋に入れてスタート地点近くで預かってもらえるようになっていますのでスタート直前まで着ていることができます。
スタート時刻に近づきスタート2分前になると米国歌の斉唱が始りました。誰が歌っていたのかはわかりませんが、かなり上手い人がマイクを使って歌っていて周りの参加者も歌っていました。アメリカ人は面白いですね、このようなイベントの時に必ず初めに米国歌を歌います。日本でもマラソン大会の前に君が代を歌ったらどうでしょうか・・・笑。
いよいよスタートの合図が鳴り、走り始めようとしましたが中々列が動きません。おかしいなと思ったら私の前には10分後にスタートする10キロの走者が沢山並んでいたためでした。10キロ走者を掻き分けようやく走り始めました。

f:id:running-danshaku:20200204002409p:plain

走り始めてすぐに気が付きましたが、息がとても切れます。それもその筈、セドナは標高1,300メートル以上ある結構な高地だからです。キロ6分のEasyペースで始めようと思っていたのですが、思いのほか息が苦しく6:30くらいでスタートしました。もともと今回はあまり一生懸命に走って脚にダメージが残ると本番までの練習に響くと思い軽く走るつもりでしたがそれにしても6:30では軽過ぎるのではと思いペースアップしようと思いましたがなかなか息苦しくてペースがあがりません。脈拍が上がっているのかと思えば、脈の方はそれほど上がっていません。それでもキツイ。1キロを経過したあたりから上りが始まったのでさらにペースアップは困難になり、さらに前々日の胃腸の調子がぶり返したのか胃の痛みがかなり出て、過酷なレースになることがその時点で確信となりました。
1キロ過ぎに「景色も楽しんでください」という看板が出ていて笑わされます。この看板が撮影できなかったのが悔やまれます。
走っていると走りに集中しがちですが、確かに素晴らしい壮大な景色に圧倒されます。
周りを見回すと、まだ1キロ過ぎなのにもうぜいぜい言いながら走っている人もいて、この人たち完走できるのだろうかと思いながらも抜き続けて行きましたが、最初の5キロくらいはこんなスローペースでも相当な人数を抜きながら走りましたので胃は痛いし息もきついですが気分は悪くありません。下っている区間ではペースは自然に上がり、5:15くらいまで上がりましたが、これも上げ過ぎるとその後の上りでバテるのではと心配であまり上げられませんでした。
補給ステーションはかなりこまめに用意されていて、最初のステーションは1.5キロくらいのところにあり、随分近くにあるので驚ました。しかもその最初のステーションでもう水をがぶ飲みしている人もいて。補給ステーションでは、水のほか、スポーツドリンク、補給ゼリーなどが用意されていますので補給食の持参も不要なくらいです。
朝なのでまだ日が低く、その日が岩山越しに上がってくる瞬間は太陽の周りに光の輪が見えてそれも素晴らしいです。

f:id:running-danshaku:20200204001915p:plain

 
ハーフの折り返し地点を経過し帰りも周囲は同じ景色のはずですが、走っている向きが違うのと低い日の光による陰影のため、まったく違う景色のように見え、実に贅沢なレース体験でした。

f:id:running-danshaku:20200204003746p:plain

記録的にはとても褒められたものでは無かったですが、高地プラス胃痛による不調ということで自分としては納得しています。
 
振り返り
VO2MAXはこのところずっと52を維持していましたが、今回のセドナハーフで50に落ちてしまいました。高地のためペースが遅いのに息が切れていたからでしょうか。
2月1日走行距離    21.05km @ 5:53min/km
上下動比: 8.4%
接地時間バランス: 48.2%左/51.8%右