初フルマラソンは予定通り3月1日に
東京マラソンの中止について思うこと
参加費用の返金が無いというのは若干残念なところもありますが、ここまで準備で相当お金が掛かっているでしょうし、エリートランナーのためのレースは予定通り実施されるので警備関係はあまり変わらずにお金がかかると思いますから仕方ないとも思います。聞くところによるとすでにだいぶ赤字だそうですし。個人負担が16,000円というと結構高いと感じますが、参加者が4万人弱でチャリティー枠が約4,000名ですから、ランナーから集める資金は非常に大雑把に見積もって合計約10億円、ボランティアも相当いるのでしょうが、東京マラソンの規模のイベントを都心で交通遮断して長時間実施することを考えると10億円という予算は余裕のある予算ではないと思いますね。もちろん東京都が後ろに控えていますから、今回少し費用面での措置を検討していると小池都知事も仰られているとおり赤字であっても即座に困るということは幸いないのでしょうが、小さな大会で経済基盤が大きくない主催者のレースであれば返金は不可能だと思います。いろいろな意見はありますし、それぞれの意見にはそれぞれの理もありますが総合的に考えるとやはり参加費用の全額返金は難しいですね。
むしろ東京マラソンの場合は来年出走できるので良いですが、名古屋ウィメンズマラソンの一般参加予定だったランナーの皆様はオンラインマラソンではあまりにも悲しいですよね。本当にお気の毒でなんと申し上げてよいのかわかりません。
自分の身の振り方
私としては3月1日に照準を当ててこれまで立てたトレーニングメニューを淡々と消化してきたわけですが、突然その3月1日の目標がなくなってしまい気持ち的に途方に暮れていました。中止になる前は、3月1日のレースでこれまでの練習成果を確認したら、3月中は1ヶ月位休憩しながら4月以後どうするのかをゆっくり考えようと思っていたのですが、突然その目標物がなくなったら3月1日までの残りの練習はどうしたらよいのか、テーパリング(*1)は中止して今までと同じレベルの強度の練習を1年継続するのかなどとても悩んでしまいます。3月1日という目標があったからこそ最後の1ヶ月くらいのモチベーションは維持できたのだと思うのです。砂漠を歩いていてオアシスが10キロ先に見えたので早く水を飲みたいからペースを上げて10キロ歩いたら、見えていたのは蜃気楼で実際のオアシスは100キロ先だった・・・という感覚ですね。
このままでは気持ちの上で区切りもつかないですし来年の東京マラソンに向けてのトレーニングプランの策定意欲も盛り上がらないので、3月1日は一人で42.2キロを土手で走って確認しようかとも思いましたが、一人でフルマラソン走るのはやはり辛いし寂しいと思い、郊外で実施される小さなレースに出場することにしました。
せっかくシューズはナイキのズームフライ3をレース用に買いましたし、補給食もレース用に決めたセットを買ってあります。東京マラソンに出走するのと同じ体勢で臨みます。補給食の消費期限は2020年春までになっていますから3月1日に予定通り消費できてちょうどよいです。
3月1日にフルマラソンを予定通り走ることに決めて、目標としていたサブ4を達成するつもりです。よって3月1日までの練習は最初に立てた練習メニューのままで、今朝はロング走としては最後となる20キロ走を実施しました。
メニューは、以下のとおりです。
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6km Eペース
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2km Tペース
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3km Mペース
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2km Eペース
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2km Tペース
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3km Mペース
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2km Eペース
今朝もシューズは慣らしのためズームフライ3で走りました。全体的に想定よりハイペースで走りましたが、ズームフライのせいなのか、それとも自分の走力が上がっているのか、自分では判断できないですね。ズームペガサスで走っていても最近は設定Tペースだと乳酸閾値心拍数に到達するのに時間がかかるので走力が上がってきているのだと信じたいです。しばらく乳酸閾値の測定をしていませんがレースが終わって少し休憩したら測定してみたいと思います。
振り返り
先日初めてズームフライを使って走ったときにVO2MAXが52まで戻ったことをご報告しましたが、その後もVO2MAXはズームペガサス 36を履いていても上昇、一時54まで上がり、木曜日に皇居を15キロ周回した際に53に下がったものの、今日の20キロ走後には55になりました。55はおそらく過去最高だと思います。これもズームフライ効果でしょうか。
最近は上下動とか左右の接地バランスとか強くは意識しないで走っています。意識しても思ったとおりに変わらないのでなんとなく上下しないように走ろうと頭の片隅においている程度です。
2月23日走行距離 20.82km @ 平均5:20min/km
上下動比: 8.1%
接地時間バランス: 48.0%左/52.0%右
(*1 テーパリング: レースの前に身体の疲労を回復させてレース時に最高のコンディションにするために少しずつ練習量を減らすこと)