走るダンシャクのブログ

趣味でランニングを始めたオヤジが初めてのフルマラソンでサブ4を目指し達成した挑戦日記です。これまでは漫然と頑張ってトレーニングを行っていたのを、きちんと計画を立ててトレーニングをするようにしました。同じように初心者のランナーの方でフルマラソンでサブ4を目標としている人の参考になれば幸いです。

令和元年最後のトレーニングは過酷でした

辛かったです。いや、本当に辛かったです。
元々30日に実施する予定だったMペース走トレーニングでしたが、30日は午前中の雨からの寒い天気でしたので翌日大晦日に持ち越しました。大晦日の朝走れれば良かったのですが、掃除や洗車、自転車整備など明るいうちにやっておきたいことが色々たまっていたので、それらが終わった夕方から走ることにしたのです。しかし午前中の段階で天気予報を見たところ、夕方からかなりの強風になるとのことで、やっぱり朝のうちに走っておけば良かったかと少し後悔しましたが、すでに朝も遅い時間になってしまっていて昼食の時間に間に合わなくなるので午前中は諦めました。
そして午後、大体やることを終えて糖質補給のため3時のおやつを食べた後、3時45分ころから走り始めたのですが、Yahoo!天気を見るとちょうど風が激しくなり始める頃で、14m/sの北風が吹いていると。前に閾値走を初めて実施した時、風が6〜7m/sくらいで途中で挫折したことがありましたが、今回はその倍くらいの風速です。でも閾値走ではなくMペース走だから・・・と自分に言い聞かせて多摩川の土手まで出ました。
今回のトレーニングは以下のメニューです。

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最初ウォームアップのEasyペースのときは追い風でなんとも楽で脚どりも軽やかに調子良かったのですが3km経過したくらいのところで折り返しとなり、「いよいよ来るぞ」と覚悟して折り返しました。最初はあまり向かい風を感じずにこれはどうしたことだろうかと思ったのですが、河の蛇行している向きのため真正面の向かい風ではなく右側からの風だったのです。河の蛇行に伴いコースが右向きになるにつれ向かい風がどんどん強くなってきました。その時はまだEasyペースでしたが心拍数はすでに閾値に近いところまで上がっており、これはこの先どうなるのかと不安なままペースアップの時を迎えました。今回のMペース走は、Mペースに入る前に2kmのTペースが入ります。この強風でTペース2kmも走れるのか・・・と激しく不安になりましたが、走りながらも頭の中を走行コースと距離が目まぐるしく行き来し、2kmの内、完全な向かい風は1.5km、残りの0.5kmは橋を渡る区間で横風になると少し安心はしたもののそれでも1.5kmは14m/sの向かい風です。
いよいよペースアップの瞬間が来ました。なんだか脚を一生懸命回しても前に進みません。ガーミンを見ても全然Tペースに達していません。必死でペースを上げてなんとかTペースになりました。
こんな強風の中でも走っている人、結構いますね。すれ違う相手は追い風なので楽々走っていますが、私の必死な表情をチラリと見て皆なんとなくニヤッとするのです。その人達はすでに逆風を味わって折返しの楽な区間なのかそれとも先に楽な区間を走っていてこれからこの逆風に打ちのめされるのか、などと想像しながら必死で1.5km走りなんとかTペースを維持して橋までたどり着きました。そこからは目論見通り横風になり、Tペースの維持が楽になりました。そして折り返して追い風の状態でほどなくメインイベントのMペースに入りました。私のMペースはキロ5:20くらいですが、追い風で楽なので5:05〜5:10くらいで走りました。したがってスピードは11.5km/hくらいのはずなのですが、それでも背中を強く押すような風が感じられましたのでおそらくその時の風は14m/sどころでは無かったのではないかと思います。
この追い風でのMペース走も6キロで折り返し地点に到達し、そこからは再び向かい風となります。当初予定していた1周10キロ強の周回コースで走ると残りの7kmのMペース走は全区間逆風となってしまいとてももたないと考え、急遽コースを変更して細切れに逆風と順風を繰り返すことにしました。
Mペースに入って6kmが経過しいよいよ折り返し向かい風区間に入りましたが、マジで辛かったです。走っても走っても身体が前に進まないのです。心拍数は完全に閾値を超えていました。しかも向かい風区間の前半は風が右方向から来るため左に身体が流されるのを防ぐため脚は右へ右へと運びます。しかし強風のため頭は斜め左を見て風の直撃を避けるような姿勢でとてもバランスの悪い体勢で走らざるを得ない状況で、走りながら「これは怪我の原因になり得るな」と思いながら走り続けました。
Mペースが終了して最後3kmのEペースも逆風の区間があり、ペースは落ちたものの疲れが溜まっているのも手伝ってとても辛く、早く終わりたいと思いながら走り続けました。
正直言ってもうこんな強風の日に走るのはごめんです。東京マラソンの日にこのような強風だったらどうなるのでしょうか。
終わってみればペースを大きく落としたラップは一つもなく、かなり頑張ったという充実感で一杯になりました。
しかし・・・走っているときの危惧の通り身体へのダメージは大きかったです。まず最近長距離を走るとちょっと痛みが出ている右くるぶし辺りの痛みがかなり強く出ました。さらに左脚の腸腰筋の辺りの痛みが強く、家に到着する頃は歩くのも辛かったです。
やはりコンディションの悪い日はあまり無理をしないほうが良いのでしょうが、本番2ヶ月を切っている状況で練習をカットするのはかなり勇気が要ります。
こういう状況のときは皆さんどうされているのでしょうか・・・。